資産運用会社ARKインベストのキャシー・ウッドCEOは、ビットコイン(BTC)が2030年よりも早く100万ドルに達する可能性を指摘した。
3月7日、ニュージーランド・ヘラルド紙のインタビューで、ウッド氏はBTC価格上昇における「機関投資家参入の新たな期待」について語った。
100万ドルの2030年BTC価格目標を "前倒し"
ウッド氏は、米国初のビットコイン現物上場投資信託(ETF)の運用開始以降、ビットコインは大きく変化したと指摘。大手メディアのインタビューに答え、時価総額最大の仮想通貨であるBTCの将来性について、従来の強気な見方を改めて強調した。
現物ETFへの関心と勢いは非常に高く、ARK自身もBTCに対する強気見直しを迫られたと説明。以前は2030年までに1ビットコインあたり100万ドルを目標としていたが、現在はロードマップが変更されているという。
「この目標は、SECが承認を与える前のものだった。これは大きな節目であり、タイムラインが早まった」
ウッド氏はさらに、モルガン・スタンレー、メリルリンチ、バンク・オブ・アメリカなどの大手証券会社はまだ機関投資家によるBTC購入に参入していないと指摘。
「どのプラットフォームもまだビットコインを承認していないため、現在の価格上昇はすべて承認前の動きであり、まだ始まったばかりだ」と語った。
これを考慮すると、2030年までに100万ドルという目標は控えめだと考えているという。
「私たちの目標はそれ以上。かなり上だ。機関投資家参入の新たな期待により、機関投資家向けと想定される価格目標は実際には2倍以上になっている」と述べたが、BTC/USDの具体的な目標価格は明示しなかった。
ビットコイン、史上最高値目前で「荒れた1週間」に突入
ビットコインは3月10日週の終値に向けて史上最高値更新に近づき、経験豊富な市場参加者の間でも期待値の変化が起きている。
トレーダーやアナリストは、今週もETF流入と連動して価格探索が続くと予想しており、その勢いはまだ衰える気配がない。
仮想通貨分析会社クリプトスレートのリサーチ・データアナリスト、ジェームズ・ヴァン・ストラテン氏は、X(旧Twitter)で「来週は荒れた1週間になるだろう」と予測した。
「ビットコインがコインベースのサーキットブレーカーが作動する前に7万ドルを超えれば、真の価格探索が始まる」
ヴァン・ストラテン氏は、先週BTC/USDが新たな最高値を更新した際に、米国最大の仮想通貨取引所コインベースで発生した混乱について言及。
また、現在最大のビットコインETFを運用する資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOのインタビューの一部も引用した。
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、執筆時点のBTC/USDは約69,500ドルで取引されている。
ビットコイン強気派のウッド氏「ビットコインの価格目標は100万ドルより、かなり上」 - コインテレグラフ・ジャパン(ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンのニュース)
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