全米自動車協会(AAA)は、今夏の国内ガソリン価格は1ガロン=4ドルと、2022年夏以来の高水準に達する可能性が高いと指摘した。供給懸念で原油が高騰するためだという。
夏用ガソリンへの移行のほか、在庫が昨年12月以来の低水準に落ち込んだことで、ガソリン先物と現物価格はここ数週間に上昇している。ロシア製油所への攻撃で、生産能力が日量約60万バレル奪われ、懸念に拍車がかかっている。
ガソリン価格を調査するAAAの広報担当者、デビン・グラデン氏は、ガソリン値上がりは市民に生活スタイルの見直しを迫り、11月の大統領選で焦点になる可能性が高いとの見方を示した。また米製油所の保守・管理に加え、漏れや火災による予期せぬ障害が影響を与えているという。
現在の全国価格平均は3.54ドル。25日のニューヨーク市場でガソリン先物終値は2.75ドルと、半年ぶりの高値を付けた。
原題: US Summer Pump Prices Likely to Hit $4, Highest Since 2022 (1)(抜粋)
米ガソリン価格、夏に1ガロン=4ドルに上昇も-22年以来の高水準に - ブルームバーグ
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