記録的な円安や輸送コストの上昇によりいま輸入品が値上がりして国産と外国産の肉も扱う精肉店でも価格差がなくなってきているといいます。今後、価格が逆転することもあるのでしょうか?そして精肉店は、この状況をどう乗り切るのか・・取材しました。
そもそも外国産の肉を購入する理由を聞いてみると・・
男性客
「安いから」
女性客
「安い、単純に」
しかし、いま輸入品の“価格高騰”によって。
リポート
「いいサシの入ったおいしそうなお肉が並んでおります。こちらのお店には国産の肉が多いんですが、いま外国産の肉の値段が上がっているといいます」
その要因のひとつが・・記録的な“円安”です。
29日、円相場は一時1ドル=160円台まで下落。
長引く「円安ドル高」は外国産の肉に大きく影響しているといいます。
こちらは常時300種類以上の商品を取りそろえるという駅ビルCoCoLo新潟の佐藤食肉です。
あがの姫牛に・・山古志牛といった8割が新潟産を始めとした国産牛、2割は外国産だといいます。
佐藤食肉 佐藤広国 代表取締役
Q円安の影響は受けています?
「ものすごい受けていますよ。牛肉を毎月仕入れるんですけど本当に毎月(仕入れ値が)上がっていて、困っています」
佐藤食肉によると牛ロースの価格で比較すると、国産が100グラム398円、アメリカ産は311円です。ただ去年の今ごろアメリカ産は100グラム258円・・確実に値段が上がっています。
またメキシコ産の豚ロースも去年の今ごろは100グラム108円でしたが、138円に値上がり・・
こうした状況に消費者は・・
女性客
「ちょっと買うだけでスーパーとか高いと思います」
円安だけではなく、ガザ地区での激しい戦闘によって輸送航路が制限・・・そのため佐藤食肉では今度、肉の値段がさらに高騰すると予想しています。
佐藤食肉 佐藤広国 代表取締役
「もともと船が通る道で船が通れなくなってしまってすごい大回りしているという状況になって輸送コストや経費、時間が2倍かかるといわれていまして。これからいまの相場で購入したものは今度6月7月に入ってきますので、どのぐらいの価格になるのかが怖い、末恐ろしいですね」
こちらの店でも今後、国産の肉より外国産の肉ほうが価格が高くなる可能性があるといいますが・・
女性客
「値段が変わらなかったら国産を買います」
「値段トントンであれば国産の方が、手が伸びるチャンスではあると思います」
佐藤食肉 佐藤広国 代表取締役
「新潟駅に出店しているのでなるべく国内のもの、新潟県産のものを皆さんに知ってもらうというので、その魅力を伝えるのが私の使命だと思っていますし、新潟駅に行ったら“肉すごい”と言ってもらえるようにがんばっていきたい」
佐藤食肉では今後も牛や豚を一頭買いするなど全体的な価格を抑え、円安のこの時期に県産、国産の肉のファンを増やしたいとしています。
【円安】輸入肉の価格高騰 “国産”と”外国産”で価格の逆転も?《新潟》|日テレNEWS NNN - 日テレNEWS
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