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Tuesday, May 14, 2024

ホンダ 新型フリードの価格は250万8000円〜! 燃費や納期、おすすめグレードなどもあわせて解説|2024年 ... - MOTA

新型フリードのシート

新型フリードのシート配列は、エアーとクロスターで異なります。エアーには3列シートの6人乗りと7人乗りの2種類、クロスターには3列シートの6人乗りと2列シートの5人乗りの2種類が設定されています。

グレード 2列目のシートタイプ 人数

エアー

セパレート

6人乗り

エアー

ベンチ

7人乗り

クロスター

セパレート

6人乗り

クロスター

ベンチ

5人乗り

エアー

エアーの6人乗りは、2列目がキャプテンシートと呼ばれるセパレートタイプになり、両側にアームレストが備わります。中央が通路になるために車内の移動もしやすいです。

エアーの7人乗りは、2列目が横長のベンチシートです。2列目に3人が座れることや、子供のオムツを替えなどに便利というメリットがあります。

ベンチシートは前方へコンパクトに畳めるため、3列目の跳ね上げによる格納機能と併用すると、車内の中央から後方を広い荷室に変更できます。

クロスター

クロスターには、2列目がベンチシートの7人乗りはありません。エアーと同様の2列目キャプテンシートの6人乗り、3列目がなく2列目がベンチシートの5人乗りの2種類が用意されます。

5人乗りは、車椅子ごと車内に入れるスロープ仕様とボディの基本部分を共通化されています。そのため、荷室の後部が深く掘り込まれているのが特徴です。

路面から荷室下端部までの高さは、3列の6/7人乗りは480mmですが、2列シートの5人乗りは335mmと低いです。6/7人乗りも低い部類に入りますが、5人乗りは圧倒的な低さです。高い位置まで持ち上げる必要がないため、重い荷物を積む時も便利です。

そして5人乗りの場合、ユーティリティボードによって、荷室を上下2段に分けて使えます。

後席の背もたれを前側に倒すと、ユーティリティボードとあわせて、2列目以降が平らで広い荷室に変更できます。

これは車中泊にも使いやすく、就寝時には荷物をユーティリティボードの下側に積めるため、外に持ち出す必要もありません。このように5人乗りはキャンプなどにも便利に使えます。

新型フリードの内装についてもっと知りたい方は、内装の解説記事をご参照ください。

新型フリードのグレードの選び方|おすすめグレードを紹介

デザインやサイズで選ぶ

新型フリードを選ぶ時は、まずエアーかクロスターを選択します。

クロスターは前述の通り外観がSUV風で、フロントマスクのデザインが異なり、ボディサイドにもガード風のパーツが装着されます。アウトドア風の見た目が好きな人で、7人が乗る必要のない場合はクロスターを選ぶのが良いでしょう。

ボディサイズは、全長は両タイプとも4,310mmで等しいですが、全幅が異なります。エアーの全幅は1,695mmに収まり5ナンバーサイズ、クロスターは1,720mmで3ナンバーサイズです。

全長 全幅 全高 ホイールベース

新型

4,310mm

1,695〜1,720mm

1,755mm

2,740mm

旧型

4,265〜4,295mm

1,695mm

1,710〜1,735mm

2,740mm

クロスターでは外装以外の装備も異なり、ルーフレールやLEDフォグライトも追加装着されます。安全&快適装備が似ているエアーEXとクロスターの6人乗り同士で価格を比べると、後者が15万9500円高いです。

3列シート車を選ぶならエアーEXがお得

3列シート車を選ぶなら、機能と価格のバランスで考えると、エアーが買い得です。

エアーには標準仕様もありますが、装備が充実しているエアーEXを推奨します。

冒頭で記した通り、エアーEXには後方の並走車両を検知して知らせるブラインドスポットインフォメーション、後席の快適性を高めるリヤクーラー、上級シート表皮のコンビシート、アルミホイールなどが加わるためです。

エアーEXの価格は標準仕様よりも18万9200円高いですが、エアーEXに加わる装備は21万円相当のため買い得度を高めています。

乗車定員に制限がないなら6人乗りの方が割安

エアーEXには、6人乗りに加えて7人乗りもあります。

ホンダ以外のミニバンでは、2列目がセパレートシートの6人乗りは、ベンチタイプの7人乗りと価格が等しいか、あるいは少し高くなります。

ところが新型フリードでは、6人乗りの価格が4万4000円安いです。したがって選択に迷った時は、割安な6人乗りを推奨します。

エンジンで迷ったらハイブリッドがおすすめ

パワーユニットは、ノーマルエンジンとハイブリッドのe:HEVがあります。e:HEVの価格はノーマルエンジンよりも34万9800円高いです。

フィットなど他のホンダ車のノーマルエンジンとハイブリッドの価格差は、35〜40万円が多く、新型フリードの34万9800円は割安です。

そして売れ筋のエアーEXの場合、ノーマルエンジンのWLTCモード燃費は16.4km/L、e:HEVは25.4km/Lです(いずれも2WDの6人乗り)。

レギュラーガソリン価格が1L当たり160円とすれば、1km当たりの走行コストはノーマルエンジンが9.8円、e:HEVは6.3円で、価格差を燃料代の節約で取り戻せるのは9〜10万kmを走った頃です。

実際はハイブリッドは購入時に納める税額も安いため、もう少し短い距離で取り戻せます。

損得勘定で考えると、1年間の走行距離が1万5000km以上であれば6年以内に取り戻せますが、走る距離がさらに短いユーザーでもe:HEVを選ぶ価値はあるでしょう。

e:HEVでは、エンジンは発電、駆動はモーターが受け持つため、加速フィーリングや静粛性でもノーマルエンジンに比べて有利になるからです。

e:HEVは多人数乗車の際にノーマルエンジンより少し窮屈になる

その代わりe:HEVには欠点もあります。

それは2列目シートに座った乗員の足が、1列目の下側に収まりにくいことです。これはe:HEVシステムの一部を1列目シートの下側に収めているためです。したがってe:HEVで2列目に快適に座るには、スライド位置を少し後方へ寄せねばなりません。

4人以内で乗車する時なら問題ありませんが、多人数乗車では2列目と3列目で足元空間を分け合う必要があるため、e:HEVはノーマルエンジンよりも窮屈になります。

最も満足度が高いのエアーEX e:HEV

上記に挙げたポイントを踏まえてフリードの買い得グレードを挙げるなら、満足度が総合的に最も高いのはエアーEX e:HEV(304万7000円/6人乗り)です。

予算をもう少し安く抑えたり、多人数乗車時の居住性を追求するなら、エアーEXのノーマルエンジン(269万7200円/6人乗り)を推奨します。

アウトドアを楽しむ人にはクロスターの5人乗りがおすすめ

多人数乗車の機会がなく、多量の荷物を積んだり車中泊を楽しむためにミニバンを買いたいユーザーには、クロスターで2列シートの5人乗りが最適です。

3列目のシートは装着されませんが、車内の後部が掘り込まれており、床も低く設定されているので、荷物の積載に適しています。

さらにクロスターの2列シート仕様は、荷室に棚を吊る時や、用品類を装着する時に便利なユーティリティナットやサイドパネルも備えられています。

クロスターの5人乗りは、これらの多彩な機能を装着していながら、6人乗りよりも4万4000円安いです。

ちなみに先代型では、5人乗りの価格が6人乗りよりも高く設定されていました。

新型では、5人乗りになるとリヤクーラーが省かれるものの、買い得度を高めています。したがってクロスターを買うなら、エアーでは選べない5人乗りを推奨します。

クロスターの5人乗りでベストなパワーユニットは、低燃費で走りも上質なe:HEVです。

ノーマルエンジンと比べた時の価格アップは、エアーEXと同じく34万9800円で、3列シート仕様と異なり、e:HEVでも居住性に不利はありません。

予算が足りない時は、クロスターにノーマルエンジンを搭載した5人乗りを選ぶと良いでしょう。

内装の詳細はこちらをチェック!

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