フリマアプリ大手のメルカリは5月22日、新機能「価格なし出品」の提供を開始した。商品の価格を決めなくても出品できる機能で、価格設定や価格交渉に関するユーザーの課題を解消する狙いがある。
同社はユーザーが気軽に取引できるよう、機能の拡大やアップデートを行ってきた。2023年8月に同じ出品者の複数商品をまとめて購入依頼ができる「まとめ買い」機能を、2024年3月には商品情報の入力が最短15秒で完了する「かんたん出品」機能をそれぞれ追加している。
メルカリがユーザー1666人に対し調査を行ったところ、メルカリで出品する際の面倒なこととして「アプリ操作をすること」(46.6%)、「適切な販売価格を考えること」(39.6%)、「価格交渉に対応すること」(31.2%)が上位を占めた。また、販売価格を考えることが面倒で出品を断念した経験がある人は約7割で、販売価格の設定が出品時の大きなハードルとなっていることから今回の新機能導入に至ったという。
「価格なし出品」機能を使うと、出品した商品の価格部分は「???」と表示される。購入希望者が商品ページの「価格を提案する」をタップして購入希望価格を入力すると、出品者に通知が届く。出品者が提案を承諾すれば、販売が開始される仕組みだ。
同社は「購入希望者からの提案を参考にしながら後から価格を決められるので、出品時に価格の設定で悩んだり、類似商品がいくらで売っているかを事前に調べたりする必要がなくなる」としている。
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メルカリ「価格決めずに」出品できる機能追加 背景に出品者のストレス - ITmedia ビジネスオンライン
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