世界の食肉価格が10カ月続伸し、201411月以来の高水準となった。東アジア諸国の鶏肉輸入増加に加え、中国の牛肉需要が増えたためだ。国連食糧農業機関(FAO)が発表した7月の食料価格指数(FPI)で分かった。 FPIは14~16年の国際食料価格の平均値を100とし、穀物、食肉、乳製品、植物油、砂糖の5項目を指数化したもの。 食肉は前月比0・9ポイント増の110・3となった。前回110を超えたのは、食料価格が高騰した14年の11月が最後になる。鶏肉や牛肉の需要が増えた。ただ、豚肉は中国の国内生産量の拡大に伴い、輸入量が減り、価格が下がった。 穀物は同3・9ポイント減の125・5。穀物主産国アルゼンチンの21年産トウモロコシが記録的な豊作見込みと、降雨による米国産地の環境改善に伴い、トウモロコシ価格が下がった。中国が国内生産状況から輸入量を減らすことも影響した。 食料全体では、同1・5ポイント減の123。植物油は同2・2ポイント減の155・4。乳製品も同3・4ポイント減の116・5。半面、砂糖は同1・8ポイント増の109・6と、4カ月連続で上昇した。
世界の食肉価格続伸 東アジア・中国需要増で(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース
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