27日の東京原油市場は、産油国の増産が予定どおり進んでいないとの見方が市場で広がったことなどから、原油の先物価格が2年10か月ぶりに、一時、5万円を超える水準まで値上がりしています。
東京市場の中東産の原油の先物価格は、27日、取り引きの中心となる「2022年2月もの」が、1キロリットル当たり、一時、5万円余りまで値上がりしています。
原油の先物価格が5万円を超えるのは2018年11月以来、2年10か月ぶりです。
これは、8月末にアメリカ南部に上陸したハリケーンで被害が出た石油関連施設の復旧に時間がかかっていることに加え、主な産油国が8月以降に予定していた増産が、設備の整備不足などで進んでいないとの見方が市場で広がっているためです。
市場関係者は、「原油の供給不足に加え、ヨーロッパでは冬に備えて天然ガスや石油の在庫を積み増そうという動きもあり、価格を引き上げている。原油価格は世界的に上昇傾向にあるため、国内のガソリンや灯油の価格がさらに上がることも見込まれる」と話しています。
原油先物価格 5万円超の水準まで値上がり 2年10か月ぶり - NHK NEWS WEB
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