日銀の黒田東彦総裁は12日、支店長会議に出席し、物価の先行きに関し、エネルギー価格の上昇を反映して、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は「目先、プラス幅を緩やかに拡大していく」との見通しを示した。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済の回復や世界的な原材料価格の高騰などを背景に、その後は「徐々に上昇率を高めていく」と指摘した。
国内景気の現状については「新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」と説明。先行きは、サービス消費への下押し圧力や部品調達難などの影響が和らげば「回復していく」と語った。
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日銀総裁、物価さらに上昇と指摘 エネルギー価格の上昇を反映 - 東京新聞
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