食材価格の高騰を受け湯梨浜町は、子どもたちの給食費を値上げし、引き上げた分を町が補助することを決めました。
円安や原油高、それにロシアのウクライナ侵攻による小麦価格の上昇などで、食材価格の高騰が続いていることを受け、湯梨浜町は、今年度の学校給食の費用を値上げしました。
具体的には、一人１食あたりの費用が、小学校が２９５円、中学校が３４５円と、前年度に比べて５円から１５円引き上げました。
そして引き上げた分については保護者に負担を求めず、町が補助することになり、およそ３９０万円の事業費などを盛り込んだ補正予算案を、２１日に開かれた臨時町議会に提案し、全会一致で可決しました。
宮脇正道町長は「上昇分は保護者が負担すべきとの意見もあるが、コロナ禍で子育て世代の生活も厳しいため、今年度は町が補助することにした。ただ食材価格の高騰が続く可能性があり、今後の給食費については、時間をかけて議論していきたい」と話しています。
食材価格の高騰を受けて、県内のほかの自治体でも給食費を見直す動きが出ています。
このうち江府町は、牛乳価格の値上がりを受けて５月から、一人１食あたり１０円値上げすることにしています。
また八頭町が、３月から値上げに向けた検討を始めているほか、日南町も値上げした場合、保護者の負担が増えないよう、従来より多い補助金の支出を見込むなどしています。
湯梨浜町 食材価格高騰で給食費値上げ 引き上げ分を町が補助｜NHK 鳥取県のニュース - nhk.or.jp
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