【ワシントン=山内竜介】米国でインフレ(物価上昇)に歯止めがかからず、長期化する懸念が高まっている。10日発表された5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比8・6%上昇し、約40年半ぶりの高水準に達した。伸び率の加速は2か月ぶり。根強いインフレ圧力を封じ込めるため、米連邦準備制度理事会(FRB)は急速な利上げを進める構えだ。
「プーチン(露大統領)のせいで物価が上がり、米国は打撃を受けている」。バイデン大統領は10日の演説で、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーと食料価格が高騰し、インフレの再加速を招いていると訴えた。
車社会の米国で生活必需品のガソリン価格は連日のように過去最高値を更新。5月は1年前より48・7%の大幅上昇となった。「肉・魚・卵」は14・2%上昇するなど、食品価格も高水準が目立つ。
「何もかもがバカげたように値上がりしている。(高額な)肉はなるべく食べないようにしているよ」。ワシントンのスーパーで買い物をしていた男性(57)はあきらめ顔だ。
バイデン氏「プーチンのせいで物価上がった」…米でインフレ再加速、ガソリン価格高騰 - 読売新聞オンライン
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