農林水産省は7月19日、2021年産米の6月の相対取引価格と取引数量を公表した。
相対取引価格は全銘柄平均で前月差▲84円の60㎏1万2618円となった。出回りからの年産平均価格は前年産▲1678円の同1万2851円となった。
相対取引価格は4月に15か月ぶりに前月を上回ったが、5月、6月と下落が続いている。
銘柄によって価格動向にばらつきが見られる。前月とくらべて101%以上となった銘柄は29銘柄、一方、99%以下となった銘柄は30銘柄と拮抗している。
上昇幅は101%から112%となっている。下落幅は99%から89%。前月にくらべて10%以上下落した銘柄もある。当初は北・東日本の銘柄を中心に下落が目立ち、西日本の銘柄は横ばいか上昇をしている銘柄が多かったが、6月の取引の結果からは同一県内で上昇銘柄と下落銘柄が見られ、銘柄ごとの需要が価格に影響していると見られる。なかには前月より価格は112%上昇し、取引数量も4倍となった銘柄もある。
全体の取引数量は9万1000tで対前月比では73%と下がった。対前年比では48%と昨年の半数以下の状況だ。
6月 米相対取引価格 下落傾向続く 前年産 1678円 農水省公表 - 農業協同組合新聞
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