[シドニー 3日 ロイター] - 不動産コンサルティング会社コアロジックが3日公表した9月の豪住宅価格は前月比1.4%下落した。下落は5カ月連続。8月からペースがやや減速したものの、週内に追加利上げが予想される中、今後も価格はさらに下落する見通しだ。
8月の下落率は1.6%で、過去約40年で最大だった。
9月は前年同月比で1.7%上昇した。ただ2021年終盤に記録した過去最高の伸び率21%を大幅に下回る水準。
シドニーは前月比1.8%下落。下落率は前月の2.3%から減速した。メルボルンは1.1%、ブリスベンは1.7%、それぞれ下落。アデレードとパースは小幅な下げにとどまった。主要都市全体では1.4%下落、前年比では0.7%下落した。8月は前月比1.6%下落していた。
新型コロナウイルス感染拡大を背景にした生活スタイルの変化で上昇していた地方の住宅価格も値下がりしており、9月は1.3%下落した。
コアロジックのリサーチディレクター、ティム・ローレス氏は、金利上昇による市場への初期の影響は一巡した可能性があると指摘。その上で「金利が5月からの急速なペースで上昇し続ければ、住宅価格の下落率は再び加速する可能性がある」と述べた。
豪住宅価格、9月も下落続く ペースはやや鈍化 - ロイター (Reuters Japan)
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