15日発表されたことし7月から9月までのGDP=国内総生産は、前の3か月と比べた実質の伸び率が4期ぶりのマイナスとなり、個人消費が伸び悩んだことなどが伸び率を押し下げました。
こうした中、富士山のふもとにある裾野市のスキー場では、燃料価格や電気料金の高騰で、リフト代を含む1日券の値上げを余儀なくされ、団体客向けの割り引きサービスを新たに始めるなどして客足をつなぎ止めたい考えです。
富士山のふもと、標高約1400メートルにある裾野市のスキー場は、運営会社によりますと屋外のスキー場としては今シーズン、日本一早い10月21日から営業を始めています。
人工の雪をつくったり、降らせたりする機械を動かすため、スキー場ではこの時期、重油を燃料とする発電機を使っていて、原油価格の上昇が大きな負担になっているといいます。
また、リフトを動かすためには多くの電力が必要で、電気料金の上昇も続くなか光熱費は前のシーズンに比べて1.5倍ほどに増える見込みだということです。
このためスキー場では、リフト代を含む1日券の価格を平日は400円、休日は500円値上げしましたが、増えた経費分すべてをまかなうことは難しいといいます。
一方、値上げによって客足が離れないようにと、スキー場の会員を対象にした新たな割り引きサービスも始めています。
4人から14人までの団体で訪れた場合、それぞれ1日券の価格を平日は900円、休日は1000円割り引くことで、団体客を増やそうという狙いです。
「スノーパークYeti」の日比野明支配人は、「原油価格の高騰など昨シーズンに比べて厳しい状況になっている。ようやくコロナによる行動制限がない状態でのスキーシーズンを迎えられたので、少しでもお得に楽しんでもらえるように努力していきたい」と話していました。
燃料価格・電気料金高騰で県内のスキー場は|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp
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