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Monday, December 19, 2022

高止まりのマンション価格、何が起きている? 三井不動産の答えは:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 マンション価格が高止まりしています。

 国土交通省が発表した今年7月1日時点の基準地価で、バブル崩壊後の1992年から下落が続いていた住宅地の平均価格は、31年ぶりに上昇に転じました。背景の一つに堅調なマンション需要があります。高止まりしたマンション価格は今後どうなるでしょうか。そもそも、なぜ、価格が下がらないのでしょうか。三井不動産の富樫烈・常務執行役員に聞きました。

――マンションの販売状況は。

 「契約率を見ると、新築マンションもいいし、中古マンションもいい、賃貸もいい。さらに言うと戸建てもいいという感じです。都心もいいですし、郊外もいい。そういう状況です」

 「後押ししているのは住宅ローン金利の低さです。マンションを買う方々にとって、住宅ローンの金利が安い方が、同じ住宅ローンを組んだ時に支払利息が少なくて済むというメリットが出ている状況です」

――コロナ禍での住み替え需要は続いていますか。

 「住み方の選択肢が広がっていて、この状況は元には戻らずに続くと思います。コロナ禍では住まいに対する意識が高まりました。在宅勤務の時間が増えて家にいる時間が長くなると、通勤時間が長くても部屋数が多いマンションを買いたくなるなど、生活の豊かさの感じ方が変わりました」

 「昔は『住宅すごろく』と言われていて、賃貸マンションから始まり、分譲マンションを経て、最後は郊外の戸建て住宅という流れがありましたが、今は選択肢が多様化しています」

――郊外人気も多様化の表れでしょうか。

 「郊外では、海浜幕張千葉市美浜区)や柏の葉キャンパス(千葉県柏市)など、駅前に商業施設がある駅のニーズが高くなっています。元々沿線に住んでいなかった方にもご検討いただいています。住まい探しは地縁が重視されがちですが、その垣根はずいぶん取り払われてきたと思います」

――一方で土地が少なく、販売戸数が減っていることが指摘されています。

 「20年ほど前と比べれば減っています。2000年ごろは、体質改善のために社宅をやめる企業が相次ぎ、その土地にマンションが建てられてきました。駅に近く利便性が高い土地が多かったので、そうした適地は一巡してしまって限られているのです」

 「駅近のマンションを探すと、新築がなかなかなく、中古物件を選んでリフォームする消費者もいます。それも一種の多様化です」

――都心のマンション価格は上…

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