【1月17日 CGTN Japanese】旧正月の春節を控え、中国では果物の販売も最盛期を迎えています。インターネット上で人気のある果物として、チェリーの値段が注目されています。最近、「チェリーの値段が大幅に下がった」ことについての情報が相次いでソーシャルメディアの人気検索ワードに上がっています。多くのネットユーザーが「シャインマスカットの値段が手ごろになったら、まもなくチェリーにも手が出せるようになるだろう」と投稿しています。
「J」(Jumbo)は南半球産のチェリーをランク付けする時によく使われる単位で、チリ、ニュージーランド、オーストラリアなどで一般的に使われています。「J」の数が多いほど、チェリーの粒が大きくなります。チリは世界最大のチェリー輸出国の一つで、中国市場でよく見かけるチェリーもほとんどはチリ産のものです。チリ果物輸出入業者協会のデータによると、2022~2023年産のチェリーの総輸出量は41万5300トンで、うち88%の36万4200トンが中国に輸出されたとのことです。
中国の青果店では、JJチェリーの価格は一般的に500グラム48元(約972円)から58元(約1174円)で、JJJJチェリーはそれよりやや高く、68元(約1377円)から78元(約1579円)となっています。
元日が過ぎると、チリ産チェリーは成熟して市場に出回り始め、船で運ばれたチェリーが続々と中国に入ってくるため、チェリーの市販価格は下がりつつあります。北京市最大の卸売市場である新発地卸売市場の統計データによると、2023年12月31日時点のチリ産チェリーの平均販売価格は500グラム60元(約1215円)でした。2023年11月10日の平均価格120元(約2430円)と比べ、値段は半分に下がり、販売量は大幅に増えました。
ここ数年のチリ産チェリーの値下がりは生産量の増加と大いに関係しています。果物・野菜業界のメディア「フルーツポータル」というウェブサイトに掲載された記事によると、中国市場で日増しに増加する膨大な需要に合わせて、チリのチェリー農園は増え続けています。チリ農業研究政策事務局のデータによると、チリでチェリーの栽培面積は2000年の3241ヘクタールから2022年の6万1559ヘクタールと急速に拡大しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
中国でチリ産チェリーの市販価格が半分に - AFPBB News
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