アジア株 週末を前に売買手控え 中国新築住宅価格は9年半ぶり大幅下落
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 19461.85(+85.32 +0.44%)
中国上海総合指数 3126.00(+3.60 +0.12%)
台湾加権指数 21311.07(+6.81 +0.03%)
韓国総合株価指数 2733.29(-19.71 -0.72%)
豪ASX200指数 7843.80(-37.49 -0.48%)
アジア株はまちまち、週末を前に積極的な売買は手控えられている。高値警戒感からの調整売りも見られる。香港株はきのう9カ月ぶり高値をつけ、台湾株は4営業日連続で史上最高値を更新した。
中国政府がきょうにも会合を開き過剰住宅在庫の処分について協議するもよう。今週、当局が地方政府に売れ残り物件を買い取らせる案を検討しているとブルームバーグが報じていた。同報道を受け中国と香港市場では不動産株が連日上昇している。
香港株が続伸。龍湖集団やCG SERVICES、新世界発展など不動産株が上昇。テンセントホールディングスやアリババ、バイドゥなどハイテク関連も軒並み上昇している。JDドットコムは0.6%高。第1四半期決算で利益と売上高が市場予想を上回ったことが好感されている。マッコーリーなど複数金融機関はJDドットコムの目標株価を引き上げた。
中国4月の新築住宅販売価格は-0.58%と下落幅が拡大、9年半ぶりの落ち込みとなった。中古住宅販売価格も-0.94%と前回の-0.53%から下落幅が拡大。不動産投資も下落ペースが拡大した。不動産不況長期化を受け、当局が大胆な不動産支援策を講じるとの期待が高まっている。鉱工業生産は予想以上の上昇となった一方、小売売上高は予想を下回った。
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